聖書天地創造と科学と陰陽道は一つ

聖書と陰陽と科学のつながりを考えます。

蝉の人生

ジリジリジリ、、、油で揚げ物をする時の音に似てる油蝉、カナカナカナ、、、もの悲しくなくヒグラシ、ミーンミンミンとおなじみの声、ミンミン蝉。


セミの寿命は一週間と書きましたが、実は土の中で3ー7年、地上で3週間と昆虫の中で一番長生きだそうです。しかし、実際の生態はまだ謎に包まれているのです。


昆虫の人生はエクストラハードなものです。


蝉は人生の大半は土の中、餌の立場で存在します。そして成虫になって地上に出てきて、ひと夏だけの短い命を体験するようになってます。


夏に聞く美しい蝉の声、、それは雄だけの声です。
人間やカラスなど他の生き物に見つかる危険性が高い中、雌との出会いのために、命を懸けて鳴くのです。鳴くことによって出会いの確率が高まるのです。しかし、交尾成功率は30パーセントと、とても低いらしいです。


束の間の人生の中、愛を体験するために雌を求めて雄セミは美しく鳴くのです。


繁殖のために許された一度きりの雌との出会い。。ここで思ったのですが、何種類かいるセミの中、パートナーの声を聞き間違えない雌の愛の本能は素晴らしいと思いませんか?




男として生まれてきた雄セミにとってはタコ同様に人生一大イベントでしょう。。神が与えた繫殖のための貴重な夫婦愛の体験です。


前回も書きましたが、セミの生殖器、交尾の形は全く人間と同じです。また産卵数も


油蝉ーーー300個
みんみん蝉ーー500個
ニイニイゼミーー800個
ものすごい数ですね。。
雄セミに先に逝かれ、残された雌セミは10日間にかけて産卵するのです。木に止まって、産卵管がノコギリのようにギザギザになっているので、それで木を削って穴を掘って、そこに卵をうみつけるのです。
強いですよね。。産卵管がノコギリ、かつ小さな体でこれだけの数を産卵できる生殖能力はやはり奇跡ではないでしょうか?


蝉のオスメスとも生殖という使命を果たせば力尽きて、生を終えるというプログラムになっております。
夏の間だけの、私たちの目に触れるのはわずかな期間ではありますが、セミの夫婦たちは何か大切なことを語りかけてくれてるのではないでしょうか。。。