聖書天地創造と科学と陰陽道は一つ

聖書と陰陽と科学のつながりを考えます。

神が与えたフェロモン

色っぽい女性はフェロモンを出す、、といいます。。

女性ホルモンのエストロゲンや脇の下などにあるアポクリン腺と言う部分から放出される物質だとか言われてますが、医学的に女性フェロモンは実証されておりません。


なので香水が女性フェロモン なのです。


昆虫界では様々なフェロモンが存在しますが、その中でもメスがオスを惹き寄せるための求愛行動の媚薬、性フェロモンをご存知でしょうか?


これは昆虫のメスが持っている、神が与えたうらやましい特権です。。チョウ類はオスも持ってるそうです。



その天然女性フェロモンを持つ代表的昆虫、それは貴重なシルクの原料


カイコ蛾のメス。


このメスが発する性フェロモンは、1億分の1グラムという微量でありますが、なんと2km離れたオスを誘い寄せることができるのです。オスはそのような性フェロモンに超鋭敏なセンサーを持っていて、性的興奮を感じ、雌に引き寄せられていくのです。すごい仕組みですね。。

どんな媚薬なのかと思いましたが、この正体は1959年にドイツで解明され、50万匹の雌の解剖実験から分かった「ボンビコール」と名付けられたアルコールであることが分かっております。


アルコールフェロモン。。


どんな匂いなのか興味深いですね。

この微量なフェロモンを感じ取る超敏感なオスの臭覚。このメカニズムには理由があって、カイコメスは成虫後、一週間しか生きることができないためです。

昆虫界は本当に短い生命の中で、運命の相手に出会い子孫を残さなくてはなりません。その為に与えられたものなのですね。


また、ゴキブリのメスもペリプラノンというフェロモンを持ってますが、同種のオスにしか効かないそうです。昆虫カップルそれぞれに、特有の愛の媚薬を持っているのですね。そして、オスのゴキブリは動物界最高レベルのフェロモン感度を誇っているのです。。。


ところでミツバチの女王ハチは階級分化フェロモンをもっております。

女王ハチが分泌し、働き蜂の卵巣発育を抑制するとともに、さらに働き蜂を通じて幼虫に伝えられ、幼虫の卵巣発育を阻止して女王にならずに働き蜂に生育させる作用があります。女王蜂の権威なのですね。。


ところで人間たちは、この性フェロモンを人工的に作り、仕込んだトラップを使って害虫を引き寄せ,捕獲、防除への利用に使っています。なんて頭がよいのでしょう。

捕獲できるのは成虫ですが,効率的な駆除が可能となるそうです。ダニ、ゴキブリ退治には最高ですね!



しかしながら 0.2ー1mmの雌ダニでも、性フェロモンを持って雄を誘っているとは、、昆虫界の愛の世界は本当に不思議で奥が深いです。